活動趣旨

『安らぎ呼吸プロジェクト』では、
呼吸のリズムと体の動作をゆっくりと調和させる「呼吸筋ストレッチ体操」の普及活動を主に行っております。
もともと呼吸器疾患の改善のために開発されたこの体操は、多くの医療施設で取り入れられ、
呼吸によって健康を育む有効な手段としてメディアでも注目を集めています。

東日本大震災では被災した小学校で「呼吸筋ストレッチ体操」の指導を行い、
多くの子供たちが安らかさや楽しさ、元気や笑顔を取り戻した成果が得られています。
「呼吸筋ストレッチ体操」は様々な理由で不安やストレスを感じる方々に、
呼吸を変えることによって心身の健康を維持する方法として、世代を超えた広がりを見せ始めています。

私たちは正しい呼吸で全ての人々が心身共に健康に暮らせる社会の実現を団体のビジョンとし、
これからも『安らぎ呼吸プロジェクト』の活動を広めてまいります。

事業計画

「安らぎ呼吸プロジェクト」では正しい呼吸を広め、
全ての人たちが心身ともに健康に暮らせる社会の実現を目指しています。

そこで、これまで行ってきた呼吸筋ストレッチ体操をより積極的に普及するため、
呼吸筋ストレッチ体操認定指導士の育成と、呼吸筋ストレッチ体操講習会の拡大、
そして例えば働いている時や、体を動かしている時の呼吸測定による健康管理など、
日常生活における呼吸の乱れの発見や、正しい呼吸の習慣化まで
より総合的なアプローチの構築をしていきます。

「安らぎ呼吸プロジェクト」では今後、志を同じくする企業や大学、また政府・自治体の方々とも協力し、
産官学連携NPOプラットフォーマーとして社会貢献活動を行ってまいります。

計画表

理事長ご挨拶

    • 本間 生夫
    • 理事長
    • 本間 生夫 ( ほんま いくお )
      • 昭和大学 名誉教授
      • 研究分野 : 呼吸生理学 脳生理学
    • ご挨拶

      特定非営利活動法人安らぎ呼吸プロジェクト理事長、本間生夫です。
      「呼吸」は私たちが生きていくために必要な機能です。
      しかしそれだけではありません。
      ‘たくましく生きる’ためにも必要なのです。

      私はこれまでの35年以上にわたる呼吸生理学の研究を通し、
      「不安と呼吸」をテーマにした実験結果から、
      人は不安の度合いが高まるのに比例して、呼吸の回数が増えていくことが認められました。
      また不安を感じている人の脳を調べると、情動(感情)を司る中枢が活発化しており、
      その活動が呼吸リズムに同調していました。

      つまり不安の感情そのものが、呼吸を乱していたということが実証されたのです。
      さらに新たな研究により、呼吸のリズムを変えれば、
      情動をコントロールできることも明らかになりました。

      「呼吸」を整えることで心とからだの不調を和らげ、健康を保っていくことができる。
      呼吸により’たくましく生きる’ことができるのです。
      特に将来を担う子どもたちを健やかに成長させるために、
      子育てや教育に「良い呼吸」を取り入れることがとても重要になります。
      「良い呼吸」をするにはどうすればいいのか。

      私たちの研究の成果を広くお伝えするために当法人を立ち上げました。
      安らぎ呼吸プロジェクトの活動が皆さまの心身の健康のために役立つよう、力を尽くしていく所存です。
      皆さまのご協力・ご支援をよろしくお願い申し上げます。

    • 略歴

      • 日本情動学会 理事長
      • 昭和大学名誉教授
      • 東京有明医療大学名誉教授
      • 呼吸リハビリテーションサイエンスフォーラム 顧問
      • 日本体力医学会健康科学アドバイザー
      • 日本股関節研究振興財団理事
      <専門>
      • 呼吸神経生理学
      • 呼吸困難の発生メカニズムとして「中枢―末梢ミスマッチ」説を提唱。情動と呼吸の関連を明らかにし、「情動呼吸」を提唱。
      <学歴・職歴>
      • 東京慈恵会医科大学卒業 昭和48年
      • 昭和大学医学部第二生理学教室 教授 昭和61年
      • 東京有明医療大学副学長 平成25年
      • 東京有明医療大学学長 平成29年
      <略歴>
      • 文部科学省 教科用図書検定調査審議会会長
      • 文部科学省 教科用図書検定調査審議会第8部会会長
      • 文部科学省 大学設置・学校法人審議会専門委員
      • 厚生省 特定疾患調査研究評価委員長
      • 日本学術会議研究連絡委員
      • 大学基準協会評価委員
      • 日本手技療法学会会長
      • 日本生理学会 理事、副会長
      • 日本体力医学会 理事、等歴任
    • 著書

      • Rehabilitation of the Patient with Respiratory Disease.( McGraw-Hill)
      • New Frontiers in Respiratory Control. (Springer, NY)
      • Handbook of Clinical Neurology―Respiratory Neurobiology : Physiology and Clinical Disorders (Elsevier USA) 等
      <一般向け著書>
      • 「呼吸を変えるだけで健康になる 5分間のシクソトロピーストレッチのすすめ(講談社)
      • 「心と体をラクにする呼吸スイッチ健康法」(大泉書店)
      • 「すべての不調は呼吸が原因」(幻冬舎)
      • 「呼吸ストレッチ」 (飛鳥新書)
      • 「長生きしたければ呼吸筋を鍛えなさい」(青春出版)
      • 「最強呼吸法」(台湾健康文化)
      • 「ただいい呼吸をしていただけなのに」(韓国)
      <主な文化活動>
      • 創作能「オンディーヌ」作・演出 (2008年国立能楽堂、2009年第49回日本呼吸器学会、2009年第11回オックスフォード カンファレンス、2012年京都高台寺、2012年第49回日本森田療法学会、2015年パリ公演
      • 映画「オンディーヌの呪い」企画制作(skipシティー国際シネマ映画祭2015奨励賞)
      • 「ラッタッタ呼吸体操」企画・監修・作詞
      • タカラトミーアーツ「ハグ&ドリーム ミッキーマウス・ミニーマウス」共同開発

    理事・スタッフ紹介

    •  
      氏  名
      プ ロ フ ィ ー ル
    • 理 事 長
      本間 生夫
      昭和大学名誉教授・東京有明医療大学名誉教授
    • 副理事長・事務局長
      髙村 信孝
      国際医療NGOジャパンハート顧問(元副理事長)
    • 理  事
      近藤 隆雄
      多摩大学名誉教授・元明治大学大学院教授
    • 理  事
      秦野 るり子
      江戸川大学教授・元読売新聞調査研究本部主任研究員
    • 理  事
      梅若 猶彦
      県立静岡文化芸術大学教授・能楽師
    • 理  事
      春日 政彦
      グリーンスタンプ株式会社 代表取締役社長
    • 理  事
      秋山 芳晴
      日個連個人タクシー理事
    • 理  事
      秋野 暢子
      俳優
    • 理  事
      齊藤 修
      有限会社ブレイン リサーチ アンド ディベロップメント 代表取締役
    • 監  事
      大井 法子
      弁護士
    • 事 務 局
      町田 真琴
    • 事 務 局
      小松 茂美

    認定指導士


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