活動趣旨

東日本大震災から3年目が過ぎようとしている今、被災地のインフラや産業の復興は進みつつありますが、
精神的な痛手を負ってしまった人々のメンタルケアが依然として必要とされています。
とりわけ子供たちには、将来に向かって自立した豊かな人格形成を実現していく上でも、
ストレスや不安、恐怖感などを抱える心をケアし、サポートしていくことが非常に重要な課題となっています。
このような背景から、私たちは長年にわたる呼吸生理学の研究によって培われた呼吸の理論と実践を礎に、
人々の心と体を健やかにする活動『安らぎ呼吸プロジェクト』をスタートさせました。

呼吸は、その人の心を映し出す鏡のようなものです。
緊張や不安を感じると、呼吸は速まり、息苦しさを感じます。
反対に、呼吸のリズムが安定すると、心は自然と落ちつき、安らぎを取り戻していきます。
このしくみを活用すれば、呼吸をコントロールすることによって、心身に健康を導き、
人生の質(クオリティ・オブ・ライフ)を高めることができるのです。

『安らぎ呼吸プロジェクト』では、
呼吸のリズムと体の動作をゆっくりと調和させる「呼吸筋ストレッチ体操」の普及活動を主に行っております。
もともと呼吸器疾患の改善のために開発されたこの体操は、多くの医療施設で取り入れられ、
呼吸によって健康を育む有効な手段としてメディアでも注目を集めています。
私たちは東日本大震災で被災した小学校で「呼吸筋ストレッチ体操」の指導を行い、
すでに多くの子供たちが安らかさや楽しさ、元気や笑顔を取り戻した成果が得られています。
未来を担う子供たちが、東北の復興と共に健やかに成長していけるように。
さらに、被災地という苦難を乗り越えて、以前よりも豊かで幸せな社会が発展していくように願いを込めて、
今後も私たちは『安らぎ呼吸プロジェクト』の活動を続けてまいります。

事業計画

このNPOプロジェクトは8年間の運営期間を一つの区切りとして予定しており、
理事長である本間生夫の数十年にわたる呼吸生理研究の成果を礎として、呼吸で心を支えることの実現を目標としております。

主な事業としては、設立から数年は東北被災地を中心とした「呼吸筋ストレッチ体操”ラッタッタ呼吸体操”」の普及、
イベント及び講演会の開催などを行ってまいりたいと考えております。
その後は全国各地、老若男女に広く普及させていきたいと思っております。

2013~2021年までの計8年間のプロジェクト運営期間
短期計画(2016年までの約3年を想定)
  1. 岩手県宮古市の小学校を中心として「呼吸ワークショップ」開催
  2. 現地での「呼吸体操トレーナー」の募集・育成
  3. 現地でのイベント及び講習会などでの「呼吸ワークショップ」PR活動実施
中期計画(2019年までの約6年を想定)
  1. 東北被災地への「呼吸ワークショップ」開催を拡大
  2. 医療データの取得による「呼吸体操」エビデンス取得
  3. 被災地の子どもたちへの修学資金援助のための育英基金設立
長期計画(2021年までの約8年を想定
  1. 全国での「呼吸ワークショップ」を拡大
  2. 自主運営へ

代表挨拶

  • 本間 生夫
  • 理事長
  • 本間 生夫 ( ほんま いくお )
    • 昭和大学 名誉教授
    • 東京有明医療大学 学長
    • 研究分野 : 呼吸生理学 脳生理学
  • ご挨拶

    特定非営利活動法人安らぎ呼吸プロジェクト理事長、本間生夫です。
    「呼吸」は私たちが生きていくために必要な機能です。
    しかしそれだけではありません。
    ‘たくましく生きる’ためにも必要なのです。

    私はこれまでの35年以上にわたる呼吸生理学の研究を通し、
    「不安と呼吸」をテーマにした実験結果から、
    人は不安の度合いが高まるのに比例して、呼吸の回数が増えていくことが認められました。
    また不安を感じている人の脳を調べると、情動(感情)を司る中枢が活発化しており、
    その活動が呼吸リズムに同調していました。

    つまり不安の感情そのものが、呼吸を乱していたということが実証されたのです。
    さらに新たな研究により、呼吸のリズムを変えれば、
    情動をコントロールできることも明らかになりました。

    「呼吸」を整えることで心とからだの不調を和らげ、健康を保っていくことができる。
    呼吸により’たくましく生きる’ことができるのです。
    特に将来を担う子どもたちを健やかに成長させるために、
    子育てや教育に「良い呼吸」を取り入れることがとても重要になります。
    「良い呼吸」をするにはどうすればいいのか。

    私たちの研究の成果を広くお伝えするために当法人を立ち上げました。
    安らぎ呼吸プロジェクトの活動が皆さまの心身の健康のために役立つよう、力を尽くしていく所存です。
    皆さまのご協力・ご支援をよろしくお願い申し上げます。

  • 略歴

    学会及び社会における活動等

    <学会>
    • 1999~2006年
      日本生理学会 常任幹事
    • 2000~2009年
      日本体力医学会 理事
    • 2003~2009年
      日本体力医学会編集委員会 編集長
    • 2004~2005年
      日本生理学会 副会長財務幹事・副会長
    • 2004~2006年
      日本手技療法学会 会長
    • 2004~現在
      日本呼吸器学会 代議員
    • 2006~現在
      日本呼吸ケア・リハビリテーション学会 評議員
    • 2006~現在
      日本臨床生理学会 評議員
    • 2006~現在
      日本臨床神経生理学会 評議員
    • 2006~現在
      呼吸リハビリテーションサイエンスフォーラム 代表幹事
    • 2008~現在
      日本生理学会 常任幹事
    • 2011~現在
      日本情動学会 理事長
    <その他>
    • 1996~2002年
      厚生省 特定疾患調査 研究評価委員長
    • 1998~2001年
      文部省 大学設置・学校法人審議会 専門委員
    • 2003~2004年
      大学基準協会 評価委員
    • 2004~現在
      学校法人 花田学園 理事
    • 2006~現在
      日本学術会議 連携会員
    • 2006~現在
      文部科学省 教科用図書検定調査審議会 委員
    • 2006~現在
      独立行政法人 日本学術振興会専門 委員
    • 2007~現在
      日本BS放送株式会社 放送番組審議会 委員
    • 2009~現在
      日本高等教育評価機構 評価委員
    • 2010~現在
      (財)日本股関節研究振興財団 評議員
  • 著書

    • マインドフルネスのすべて~「今この瞬間」への気づき(丸善出版)
    • 情動と呼吸~自律系と呼吸法(朝倉書店)
    • 呼吸を変えるだけで健康になる -5分間シクソトロピーストレッチのすすめ- (講談社)
    • コンフォート・タッチ – 高齢者と患者へのケア&マッサージ[新書] (医道の日本社)
    • 生理学 (東京科学同人)
    • 呼吸運動療法の理論と技術 (メジカルビュー社)
    • 息のしかた きもちいい生活のための呼吸法 (朝日新聞社発行)
    • New Frontiers in Respiratory Control (Springer-Verlag)
    • Psychology of Happiness (Psychology of Emotions, Motivations and Actions)
    • Breathing, Feeding and Neuroprotection (Springer-Verlag)
    • Rehabilitation of the patient with Respiratory Disease (McGraw-Hill)
    • Respiration and Emotion (Springer-Verlag)
  • 和田 佳子
  • 副理事長
  • 和田 佳子 ( わだ けいこ )
    • フォーデイズ株式会社 代表取締役社長
    • 株式会社エフワークス 代表取締役社長
    • 特定非営利活動法人 ネパール自立支援協会 理事長
  • ご挨拶

    東日本大震災から早くも3年が経とうとしていますが、
    東北の被災地の人々の心には、まだまだ消えない思いは残っています。

    しかし、時が流れるにつれて多くは目の前にあることに急ぎ、
    いつしか風化させられてしまうのではないかと危惧しています。

    震災当初から私たちは、東北復興に向けた支援をしてまいりましたが、
    今だからこそやるべき支援活動があるのではないかと思っています。
    それは、未来の子供たちがこの悲しい出来事を超えて「強く、生きて行ける」ことではないかと考えたからです。

    被災にあった子を持つお母さんは、自分のことよりも子供の傷ついた心が心配でたまらないと思います。
    だからこそ本間先生が提唱されている「呼吸で心を癒す」ことができることを知ってほしい。
    このプロジェクトは未来の子供にエールを送るだけでなく、
    笑顔の子供を見るお母さんにとっても幸せなプロジェクトになると思っております。

    私たちは、ネパールでもお母さんを元気にして子供に未来を創る活動を6年間続けることで、
    期待以上の成果を上げることができました。
    今回のプロジェクトは8年という一つの期間を区切って、
    被災地である東北を中心に活動を行なう予定です。

    未来を創る子供たちにエールを送るこの活動に、
    多くの人からご賛同とご支援をいただけることを心から願っております。

  • 略歴

    明治大学政経学部卒。
    2014年明治大学専門職大学院グローバル・ビジネス研究科修了(経営管理修士MBA)
    大手化粧品会社勤務13年を経て、1997年 フォーデイズ株式会社を創業。
    核酸ドリンク「ナチュラル DN コラーゲン」の商品開発と、
    既存のネットワーク系ビジネスとは一線を画す独自の販売システムにより、
    2017年まで17期連続増収を達成。
    年商400億円を超える企業のリーダーとして現在に至る。

  • 著書

    • なぜ9割もリピーターになるのか (ダイヤモンド社)
    • 落ちこぼれゼロの顧客参画型ビジネス (ダイヤモンド社)
    • C.ビジネス 15期連続増収の軌跡 (ダイヤモンド社)

団体概要

  • 名称
    特定非営利活動(NPO)法人 安らぎ呼吸プロジェクト
  • 設立
    2013年10月2日
  • 役員
    • 理事長
      本間 生夫 [ 昭和大学 名誉教授 / 東京有明医療大学 学長 ]
    • 副理事長
      和田 佳子 [ フォーデイズ株式会社 代表取締役 ]
    • 理事
      • 梅若 猶彦 [ 観世流 能楽師 / 静岡文化芸術大学 教授 ]
      • 春日 雅彦 [ グリーンスタンプ株式会社 代表取締役社長 ]
      • 秦野 るり子 [ 読売新聞社 調査部 ]
      • 水野 達夫 [ 元 在ネパール日本大使館 特命全権大使 ]

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